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取手事務所

〒302-0038  取手市大字下高井字本薬師1085番地1

TEL・FAX 0297-78-8805

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
神明遺跡
平成23年4月〜5月 縄文時代 炉穴,溝跡 縄文土器
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

神明遺跡(しんめいいせき)[ご案内マップ]


平成23年5月の調査状況

4月から始まった調査が終了しました。その結果,竪穴住居跡1軒,炉穴4基,溝跡6条,土坑2基,ピット群1か所を確認しました。竪穴住居跡は径が8mほどのやや歪んだ円形で,炉はありませんでした。住居跡から10mほど離れた位置にある炉穴は火を受けた痕が明瞭に残り,底面が赤く変色していました。時期は,いずれも縄文時代早期のものです。このことから,煮炊きは屋外で行い,住居内は寝食の場として使用していたと思われます。

当遺跡の1km東には,同じ時期の甚五郎崎遺跡や下高井向原T遺跡が存在しており,当遺跡の所在する取手市下高井地区の台地上には,小規模ながら複数の集落が点在していたことが分かりました。

 
縄文時代早期の竪穴住居跡
調査が終了した神明遺跡
 

平成23年4月の調査状況

取手市の下高井地区にある神明遺跡の調査を開始しました。当遺跡から西へ0.5kmの場所には神明神社があり,これまでの調査で,神社付近に縄文時代後・晩期の集落跡が広がっていることが知られています。今回の調査区は,神社と同じ台地上の南部の縁辺部にあたります。  今月の調査では,炉穴1基と溝跡3条を確認しました。詳細な時期は今後の調査で明らかにしていく予定ですが,周辺の地理的環境からみて,炉穴は縄文時代,溝跡は中・近世の可能性があります。

 
重機による遺構確認作業
炉穴の調査の様子
 
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