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●阿見吉原事務所 |
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稲敷郡阿見町字向2921番地13ほか
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構
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主な遺物
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赤太郎遺跡 |
平成23年9月 |
古墳 |
竪穴住居跡,土坑 |
土師器,土製品,石製品,ガラス製品,炭化米
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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●赤太郎遺跡(あかたろういせき)[ご案内マップ]
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昨年度に続き,2度目の調査となります。1か月の調査期間で,5軒の竪穴住居跡を確認しました。昨年度分と合わせて竪穴住居跡数は14軒となります。いずれも古墳時代中期のもので,高坏や甕などの土器が出土しています。焼土や炭化材が出土した住居跡からは,有孔円板や臼玉,滑石片などが出土しており,住居の廃絶にあたってマツリ執り行われ,意図的に焼かれたと推測できます。また,後の時代の住居跡が確認できないことから,集落はこの時期で廃絶されたと考えられます。
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住居跡から高坏や甕等の土師器が出土しました。
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住居跡の床面からは,土器類とともに焼土や炭化材がたくさん出土しました。
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構
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主な遺物
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吉原向遺跡 |
平成23年9月 |
縄文,古墳,近世 |
竪穴住居跡,塚土坑,溝 |
縄文土器,土師器,土師質土器,陶器,磁器,石製品
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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●吉原向遺跡(よしはらむかいいせき)[ご案内マップ]
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平成23年9月で,調査が終了しました。 吉原向遺跡は,阿見町東部を流れる桂川右岸の標高約19mの緩斜面部に立地しています。遺構は竪穴住居跡3軒,塚1基,溝3条,土坑6基が確認できました。
塚は,盛土から出土した陶磁器から,近世に築かれたことがわかりました。塚の頂部には浅間神社と伝えられる石製の祠が祀られていました。盛土の中には埋納施設はなく,塚および参道部分を区画する溝が巡っていることから,近世の富士山信仰に関係する塚ではないかと考えられます。
また,竪穴住居跡はいずれも古墳時代中期のもので,周辺の赤太郎遺跡の集落とほぼ同時期とみられることや,桂川の対岸に位置する薬師入遺跡や篠崎遺跡が古墳時代前期を中心とする集落であることを踏まえると,吉原地区における古墳時代の集落の動向を考えるうえで貴重な資料となりました。
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近世の塚を実測する補助員
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南西上空から見た吉原遺跡(奥に見えるのは阿見プレミアムアウトレットモールです)
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