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| ●筑西明野事務所 |
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〒300-4503 筑西市宮後字東原811番地1
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TEL．FAX 0296-52-6520
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遺跡名
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調査期間
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主な遺構
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主な遺物
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| 宮後東原遺跡 |
平成23年11月〜平成24年3月 |
奈良時代・平安時代・中世 |
竪穴住居跡，掘立柱建物跡，井戸跡，土坑，溝跡 |
土師器，須恵器，土師質 土器，土製品，金属製品
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| *主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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●宮後東原遺跡（みやごひがしはらいせき）[ご案内マップ]
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11月から始まった調査も３月末で終了します。これまでの調査で，竪穴住居跡15軒（奈良・平安時代），掘立柱建物跡13棟，井戸跡３基，方形竪穴遺構２基，地下式坑６基，道路跡１条，柵跡２条，溝跡３条，土坑150基，ピット群４か所，遺物包含層１か所が確認でき，奈良時代から中世までの複合遺跡であることがわかりました。特に，平安時代の井戸跡から出土した「小長谷部(おはつせべ)継(つぐ)成(なり)」とヘラ書きされた土師器の甑や「宮城」と墨書された坏・皿は，地域の有力者の存在を裏付ける資料になると思われます。３月３日に行った現地説明会では，１８０名以上の皆様に見学者していただき，遺跡の説明を熱心に聞かれていました。
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使用痕が少なく精緻な作りの土師器
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現地説明会の様子
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●筑西明野事務所（宮後東原遺跡）発掘調査現地説明会のお知らせ
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東山田岩瀬線バイパス整備事業に伴い，平成23年11月から調査している宮後東原遺跡の現地説明会を開催します。当遺跡では，奈良時代から平安時代と中世の集落跡を確認しました。現地説明会では見つかった遺構と遺物を紹介します。皆様のご来場をお待ちしております。
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●1●日時
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平成24年3月3日（土） 雨天中止
午前10時30分公開・説明開始 （午前11時45分終了予定） |
| ●2●場所 |
筑西明野事務所・宮後東原遺跡
筑西市宮後字東原541番地6ほか
[ご案内マップ
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| ●3●調査の概要 |
宮後東原遺跡は，筑西市の東部を南流する観音川左岸の標高39ｍの台地上に位置しています。奈良時代から平安時代にかけての竪穴住居跡15軒や掘立柱建物跡13棟などのほか，中世の地下式坑や方形竪穴遺構などを確認しました。
出土した土器の中には，「小長谷部○○」とヘラで人名が書かれたものや「山神」「大田」と墨で文字が書かれたものなどがありました。中でも，「小長谷部（おはつせべ）」という名は茨城県内ではあまり知られていなかった氏族の一つで，今回の発見により，当遺跡またはその近辺に「小長谷部」を名乗る一族が居住していたことが分かりました。
その他，とても丁寧に作られた土器があまり使用されずに一括投棄された状況を確認しました。それらの土器についても展示する予定です。
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| ●4●問い合わせ先 |
財団法人茨城県教育財団
企画管理課 TEL 029-225-6587
筑西明野事務所 TEL 0296-52-6520 |
| ●5●その他 |
当日の問い合わせは，筑西明野事務所にお願いいたします。 |
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第9号住居跡の床面から出土したたくさんの土器
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第2号井戸跡に投げ捨てられていたたくさんの土器
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11月から始まった調査も３か月が経ち，現在は竪穴住居跡や掘立柱建物跡の調査を中心に作業を進めています。調査区域南部と北部では集落の様相が異なり，南部は奈良時代，北部は平安時代と中世の集落が広がっていました。
これらの遺構からは，土師器の坏・蓋・盤といった供膳具や墨書土器など多くの土器が出土しています。中でも，９世紀中ごろの第９号住居跡からは，大量の土器（土師器の坏，皿，盤，蓋，甕，須恵器の高台付坏）がほぼ完全な形で出土しました。
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第９号住居跡から大量の土器が出土しました
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奈良時代の井戸跡（氷室状土坑ともいわれています）
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当遺跡は，県道東山田岩瀬線バイパス工事に伴う発掘調査です。奈良・平安時代の集落跡が中心の遺跡です。現在，遺構確認が終了し，竪穴住居跡13軒，掘立柱建物跡７棟，井戸跡３基，土坑353基，道路跡１条，溝跡７条，遺物包含層１か所などを確認しました。奈良・平安時代を中心とする集落跡と思われます。大形の円形土坑からは，多量の須恵器や土師器が出土しています。今後，さらに調査を進め，集落の全容に迫りたいと思います。
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遺構確認をするスタッフ
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大形の円形土坑から出土した遺物
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