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●整理センター見和[ご案内マップ] |
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●宮内遺跡(みやうちいせき)[ご案内マップ]
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●整理の成果 |
当遺跡は,坂東市のほぼ中央に位置し,市内を南流する江川右岸の標高12〜19mの台地上から低地に向かう緩やかな斜面部に立地しています。
整理作業の結果,古墳時代から江戸時代にかけて,断続的に人々が様々な営みを行っていたことが分かりました。奈良時代では,鍛冶工房跡3基から鍛冶の際に飛び散る鍛造剥片や粒状滓,土製の羽口(鍛冶炉に風を送るふいごの送風口)が出土し,鉄を鍛える小鍛治をしていたことが分かりました。また,土師器の甕や土師質土器の内耳鍋などは,武蔵型と呼ばれる現在の埼玉県地方の影響を受けたもので,人と物が他地域と活発に交流していたことが分かりました。江戸時代では,墓坑に埋納された六道銭300枚以上うちの1枚は,「南無阿弥陀佛」と鋳された県内でも大変珍しいものでした。
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●整理センター開館のお知らせ
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整理センターでは,茨城県内の発掘調査で記録した図面の整理や出土した土器の接合・復元・実測などの作業を行い,報告書を作成しています。
本年度は,稲敷市清水古墳群・神屋遺跡,つくば市高須賀中台東遺跡・島名熊の山遺跡・面野井古墳群,境町西泉田伏木遺跡・山崎遺跡群,五霞町宿北遺跡・宿東遺跡・寺山遺跡,大洗町千天遺跡,取手市取手宿跡・神明遺跡,坂東市宮内遺跡・長右衛門元屋敷遺跡,古河市古屋敷遺跡・恩名新三郎遺跡の8市町村の17遺跡を整理する予定です。
現在,発掘調査で記録した図面を点検・修正や出土した土器を復元する作業を行っています。今年度は,整理センター見和と整理センター国田分館で作業を行っており,事前に申し込んでいただければ,整理作業の見学,図書の閲覧が可能です。
昨年度は,地域の方々の見学や市内の小学生の体験活動等が行われ,喜びの声を頂きました。本年度も,たくさんの方々のご来館をお待ちしております。
開館日:毎週月曜日〜金曜日(土・日曜日・祝祭日は閉館)
開館時間:午前9:00から午後4:30まで
連絡先:
整理センター見和 水戸市見和1-372
TEL 029-224-5543
地図URL:http://www.mapion.co.jp/m/36.3749613572104_140.4434933732614_10/
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写真1 ようこそ歴史の広場へ。
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写真2 報告書の閲覧もできます。
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写真3 図面を点検します。
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写真4 土器を復元します。
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