武士が身につけていた鎧(よろい)は多くの小さな鉄板(小札・こざね)を重ねて作られています。当遺跡から出土した小札はその形から平安時代末ごろに作られたもので,出土した花瓶(けびょう)といっしょに埋められたものです。仲郷遺跡のまわりにはいくつか城館跡があり,武士が活躍していた姿が想像されます。