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当向遺跡

 
書名ふりがな
とうむかいいせきいち
書名
当向遺跡1
副書名かな
きたかんとうじどうしゃどう(きょうわ〜ともべ)けんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
北関東自動車道(協和〜友部)建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
3
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
224
編著者名
小澤重雄/小野克敏
編集・発行機関
財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029 -225 -6587
発行年月日
20040326
遺跡番号
08324-082
遺跡名かな
とうむかいいせき
遺跡名
当向遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんにしいばらきぐんいわせまちおおあざつつみのうえあざとうむかい
遺跡所在地
茨城県西茨城郡岩瀬町大字堤ノ上字当向32番地ほか
遺跡北緯度
36度21分45秒
遺跡東経度
140度04分35秒
遺跡標高
55〜65m
調査期間
20020401-20030331
調査面積
13076㎡
調査原因
北関東自動車道(協和〜友部)建設事業に伴う事前調査
種別
集落跡/墓域/その他
時代
縄文/弥生/古墳/奈良・平安/中・近世/時期不明
遺構と遺物
縄文時代
陥し穴18基 / 縄文土器片,石鏃
弥生時代
竪穴住居跡5軒 / 弥生土器片,土製品(紡錘車)
古墳時代
竪穴住居跡43軒,土坑4基 / 土師器,須恵器,土製品(土錘・土玉・紡錘車),石器,石製品(砥石・石製模造品),金属製品(銅釧・耳環),ガラス製品(丸玉)
奈良・平安時代
竪穴住居跡147軒,掘立柱建物跡18棟,溝跡2条,柵跡3列,土坑19基 /土師器,須恵器,瓦,土製品(紡錘車),石器,石製品(腰帯具・紡錘車・砥石),金属製品(刀子・鉄鏃・鉄鎌・紡錘車・ホ具)
中・近世
竪穴住居跡1軒,掘立柱建物跡1棟,溝跡10条,井戸跡3基,柵跡4列,道路跡1条,土坑10基,ピット群3か所,段切り遺構1か所,地下式壙8基,火葬施設2基,墓壙1基 / 土師質土器(小皿・内耳鍋片),陶器,磁器,銅製品(鏡),古銭
時期不明
方形竪穴状遺構1基,溝跡1条,柵跡1列,土坑342基 / 仏像鋳型
特記事項
弥生時代後期から平安時代にかけて断続的に営まれた集落跡が中心の複合遺跡である。
古墳時代後期の住居跡から銅釧が出土している。 調査区域の中央部から東斜面にかけて,平安時代の掘立柱建物跡が確認され,住居跡や土坑からは,石製の巡方や「新大領」とヘラ書きされた須恵器の蓋が出土している。また,遺構には伴っていないが小形仏像鋳型が1点出土している。新治郡衙や新治廃寺・堀ノ内窯跡群との関連が深い遺跡と考えられる。
 

当向遺跡1 遠景
当向遺跡1 「新大領」須恵器蓋
 
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