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島名熊の山遺跡(16区)

 
書名ふりがな
しまなくまのやまいせき
書名
島名熊の山遺跡
副書名かな
しまな・ふくだつぼいったいがたとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
13
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
280
編著者名
酒井雄一/渡邉浩実/斎藤貴史/清水 哲
編集・発行機関
財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
20070323
遺跡番号
8220-214
遺跡名かな
しまなくまのやまいせき(じゅうろくく)
遺跡名
島名熊の山遺跡(16区)
遺跡所在地かな
いばらきけんつくばしおおあざしまなあざてらのまえ
遺跡所在地
茨城県つくば市大字島名字寺ノ前1670番地ほか
遺跡北緯度
36度03分46秒
遺跡東経度
140度03分22秒
遺跡標高
19〜23m
調査期間
20041201-20050324,20050401-20050831,20051201-20060323
調査面積
14101㎡
調査原因
島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業に伴う事前調査
種別
集落跡/墓域跡/その他
時代
縄文/古墳/奈良/平安/中・近世/不明
遺構と遺物
縄文時代 陥し穴1基/縄文土器,石器(鏃・磨石・敲石・石皿)
古墳時代 竪穴住居跡57軒,土坑1基/土師器,須恵器,土製品(勾玉・土玉・紡錘車・土錘・鈴),石製品(勾玉・切子玉・管玉・臼玉・紡錘車・石製模造品),鉄器・鉄製品(鎌・斧・鋤先・刀子・鏃・釘・絞具・馬具),銅製品(耳環)
奈良時代 竪穴住居跡16軒,掘立柱建物跡3棟/土師器,須恵器,土製品(紡錘車・土錘),石器・石製品(砥石・紡錘車),鉄器・鉄製品(鎌・刀子・鏃・紡錘車・釘)
平安時代 竪穴住居跡41軒,掘立柱建物跡13棟,土坑31基,柵跡1列/土師器,須恵器,灰釉陶器(長頸瓶・椀),土製品(土玉・紡錘車・土馬),石器・石製品(砥石・紡錘車),鉄器・鉄製品(鎌・鋤先・紡錘車・鎖),銅製品(巡方)
中・近世時代 掘立柱建物跡5棟,方形竪穴遺構8基,地下式壙17基,粘土貼り土坑4基,火葬土坑5基,墓坑9基,堀跡12基,溝跡32条,道路跡4条,井戸跡56基,土坑215基,ピット群3か所,不明遺構1基/土師質土器(小皿・内耳鍋・擂鉢・火鉢),土製品(鈴),陶器(天目茶碗・皿・小皿・甕・水滴),石器・石製品(石臼・砥石・茶臼・硯),石塔(五輪塔・宝篋印塔・石幢),鉄器・鉄製品(鎌・刀子・鏃・火打具・煙管),古銭
不明 土坑342基/陶器(甕),磁器(碗),石製品(硯),ガラス製品(石蹴遊具)
要約
過去の調査結果を含めると,古墳時代から平安時代にかけての竪穴住居跡約2000軒,掘立柱建物跡約380棟が確認されている県内最大級の集落跡である。今年度報告の調査区からは,台地の南東部斜面と南西部で,古墳時代から平安時代の集落跡のほか中世から近世にかけての地下式壙,墓坑,井戸跡とともに,大規模な堀跡や溝跡が確認されている。
 
16区遠景
出土鋳型片
 
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