書名ふりがな |
うえのふるやしきいせきいち |
書名 |
上野古屋敷遺跡1 |
副書名かな |
なかね・こんだだいとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名 |
中根・金田台特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書 |
巻次 |
9 |
シリーズ名 |
茨城県教育財団文化財調査報告 |
シリーズ番号 |
285 |
編著者名 |
三谷 正/大塚 雅昭/桑村 裕 |
編集・発行機関 |
財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号 |
310-0911 |
所在地 |
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2 |
電話番号 |
029-225-6587 |
発行年月日 |
20070323 |
遺跡番号 |
8220-510 |
遺跡名かな |
うえのふるやしきいせき |
遺跡名 |
上野古屋敷遺跡 |
遺跡所在地かな |
いばらきけんつくばしおおあざうえのあざせきとう |
遺跡所在地 |
茨城県つくば市大字上野字石塔251番地2ほか |
遺跡北緯度 |
36度06分50秒 |
遺跡東経度 |
140度07分36秒 |
遺跡標高 |
24.2〜28.1m |
調査期間 |
20000701-20001031,20010401-20020331 |
調査面積 |
45044㎡ |
調査原因 |
中根・金田台特定土地区画整理事業に伴う事前調査 |
種別 |
包蔵地/集落跡/墓域跡/生産遺構/その他 |
時代 |
旧石器/縄文/弥生/古墳/奈良/平安/中世/近世/近現代/不明 |
遺構と遺物 |
旧石器時代 |
石器出土地点1か所/剥片 |
縄文時代 |
竪穴住居跡8軒,土坑22基/縄文土器(鉢・深鉢),土製品(土版),石器・石製品(磨石・凹石・打製石斧・磨製石斧・鏃),剥片 |
弥生時代 |
竪穴住居跡11軒/弥生土器(壺),石器(砥石ヵ) |
古墳時代 |
竪穴住居跡54軒,掘立柱建物跡1棟,土坑2基,古墳1基,古墳周溝内土壙2基/土師器(椀・坩・器台・炉器台・高坏・壺・甕・甑・ミニチュア土器),須恵器(ハソウ),土製品(球状土錐・紡錘車・埴輪),石器・石製品(砥石・磨石・敲石・紡錘車・有孔円版・双孔円版) |
奈良時代 |
竪穴住居跡7軒/土師器(坏・甕),須恵器(坏・蓋・甑),土製品(支脚),鉄製品(紡錘車軸ヵ) |
平安時代 |
竪穴住居跡27軒,掘立柱建物跡2棟,溝跡2条,土坑2基/土師器(坏・高台付坏・高台付椀・皿・甕),須恵器(坏・盤・蓋・甕・甑・瓶・有耳壺・円面硯),灰釉陶器(短頸壺),土製品(紡錘車),石器・石製品(磨石・砥石・支脚),鉄器(刀子) |
中世時代 |
掘立柱建物跡44棟,柵跡3列,ピット群48か所,溝跡200条,道路跡11条,井戸跡47基,水溜遺構21基,廃棄土坑1基,方形竪穴遺構12基,地下式坑15基,土坑110基,土坑群2か所,墓坑27基,火葬土坑6基/土師質土器(皿・内耳鍋・香炉・甕・擂鉢・火鉢),瓦質土器(火鉢),陶器(碗・皿・擂鉢・片口鉢・甕・花瓶・瓶子・水注・水滴),磁器(皿),青磁(碗・皿),白磁(小坏・皿),石器(磨石・砥石・石臼・鍋・硯),石塔(五輪塔・宝篋印塔・六地蔵石幢),鉄器・鉄製品(釘・鑿・鎹・火打金・鋤先・蹄),金属器・金属製品( ハバキ・煙管・古銭),瓦(軒丸瓦・平瓦)木器・木製品(漆器椀・槽・蓋・つけ木・下駄・柱材) |
近世時代 |
墓坑20基/土師質土器(皿),陶器(碗),石器(硯),金属製品(古銭・不明),木製品,(鳥形木製品) |
近現代時代 |
炭焼遺構1基 |
不明 |
溝跡13条,道路跡8条,土坑536基,炉跡1基,遺物包含層1か所,不明遺構3基/土師質土器(皿・内耳鍋),陶器(碗・皿・瓶),磁器(碗・皿),土製品(埴輪),縄文土器,弥生土器,土師器,須恵器,石鏃,礫 |
要約 |
当遺跡名が示すように,当域は現在の上野地区の故地と言われ,調査区には古屋敷の字名が残る地域である。調査の結果から,縄文時代前・中期,弥生時代後期,古墳時代前・中期,奈良・平安時代,中世後半と断続的に集落が営まれた旧石器時代から江戸時代までの複合遺跡であることが判明した。 |