書名ふりがな
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ししどじょうあと2 |
書名
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宍戸城跡2 |
副書名かな
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しゅようちほうどうおおあらいともべせんどうろかいりょうじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名
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主要地方道大洗友部線道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
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巻次
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U |
シリーズ名
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茨城県教育財団文化財調査報告
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シリーズ番号
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第342集 |
著者名
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前島直人 |
編集・発行機関
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財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号
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310-0911 |
所在地
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茨城県水戸市見和1丁目356番地の2 |
電話番号
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029 -225-6587
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発行年月日
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2011(平成23)年3月23
日 |
遺跡番号
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08216−321042
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遺跡名かな
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ししどじょうあと |
遺跡名
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宍戸城跡 |
遺跡所在地かな
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いばらきけんかさましたいらまち1455ばんちほか
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遺跡所在地
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茨城県笠間市平町1455番地ほか
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遺跡北緯度
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36度20分12秒 |
遺跡東経度
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140度17分27秒
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遺跡標高
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26 m |
調査期間
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20100101〜20100228
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調査面積
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288 ㎡ |
調査原因
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主要地方道大洗友部線道路改良事業に伴う事前調査
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種別
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城館跡 |
時代
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中世・近世 |
遺構と遺物
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中世・近世 |
井戸跡1基,池跡2か所,土坑6基,堀跡2条,溝跡跡4条,杭列跡1か所,ピット群 4か所,整地層3層,不明遺構1基/土師質土器(皿・鍋・鉢・火鉢・塩焼壺),瓦質土器(鍋・火鉢・甕・擂鉢・十能),陶磁器,金属製品(煙管・小柄・毛抜き・鋲),銭貨,木器・木製品(椀・蓋・曲物・下駄・鍬・柱・杭),石製品(石皿・硯・不明),土製品(土人形・土鈴),瓦 |
要約
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当遺跡は近世初頭の武家屋敷を中心とする城館跡である。遺物は,織部・志野・唐津焼といった陶器や明から輸入された磁器のほか,小柄や毛抜き,下駄,漆器,鍬といった生活用品や農耕具などが多数出土した。陶磁器に関しては,当時の武家社会に茶道が浸透していたことや,織部などの高級陶磁器を広範な流通や商圏の拡大,あるいは遠隔地との人的・物的交流により入手したものと考えられる。
遺構に関しては武家屋敷を区画する溝跡や池跡,井戸跡が確認でき,武家屋敷の様相の一端が判明した。また,廃城後の整地層と考えられる第1〜3号整地層の下層から確認できた堀跡は絵図に記載されておらず,絵図が描かれる以前に機能していた中世城館の堀と考えられ,中世城館の縄張りを考える上での貴重な資料になるものと思われる。 |