書名ふりがな
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こさくいせき |
書名
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小作遺跡 |
副書名かな
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しゅようちほうどうりゅうがさきあみせんばいぱすけんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名
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主要地方道竜ヶ崎阿見線バイパス建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
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巻次
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W |
シリーズ名
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茨城県教育財団文化財調査報告 |
シリーズ番号
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第346集 |
著者名
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清水 哲 舟橋 理
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編集・発行機関
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財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号
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310-0911 |
所在地
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茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
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電話番号
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029 -225-6587 |
発行年月日
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2011(平成23)年3月23
日 |
遺跡番号
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08443−179 |
遺跡名かな
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こさくいせき |
遺跡名
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小作遺跡 |
遺跡所在地かな
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いばらきけんいなしきぐんあみまちおおあざおっぱらあざどうちだい1970ばんちほか |
遺跡所在地
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茨城県稲敷郡阿見町大字追原字道地台1970番地ほか
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遺跡北緯度
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36度1分9秒 |
遺跡東経度
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140度15分21秒
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遺跡標高
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14〜25m |
調査期間
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20090201〜20090717
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調査面積
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9,476 ㎡ |
調査原因
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主要地方道竜ヶ崎阿見線バイパス建設事業に伴う事前調査
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種別
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集落跡/その他 |
時代
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縄文/古墳/奈良/平安/不明
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遺構と遺物
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縄文 |
竪穴住居跡4軒,掘立柱建物跡3棟,陥し穴6基/縄文土器,石器(鏃・磨製石斧)
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古墳 |
竪穴住居跡12軒,土坑1基/弥生土器,土師器,須恵器,土製品(土玉・管状土錘)
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奈良 |
竪穴住居跡8軒,掘立柱建物跡13棟/土師器,須恵器,土製品(土玉),石製品(砥石),金属製品(鏃・鎌・斧),瓦(平瓦)
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平安 |
竪穴住居跡24軒,掘立柱建物跡16棟,方形竪穴遺構11基,大形円形土坑1基,土坑26
基,ピット2か所/土師器 須恵器,灰釉陶器,緑釉陶器, 土製品( 土玉・管状土錘・紡錘車・土馬・支脚),石製品(砥石),金属製品(鎌・刀子・閂・鉤・釘)
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不明 |
竪穴住居跡1軒,掘立柱建物跡7棟,道路跡1条,溝跡18
条,溜井跡1か, 土坑160 基,ピット群5か所,ピット366 か所/陶器,磁器,金属製品(煙管) |
要約
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縄文時代中期,古墳時代前期,奈良時代から平安時代にかけての集落跡を確認した。特に,平安時代には三面庇付きの大形の掘立柱建物跡が出現し,仮名文字が書かれた墨書土器をはじめ,饗宴に用いられたとみられる供膳具類や大甕,施釉陶器などが多数出土していることから,古代の信太郡小方郷における有力豪族の居宅と考えられる。また,古墳時代前期は東海系や南関東系の古式土師器,奈良時代は銅鋺を模倣した畿内系の暗文土師器,平安時代は11
字の仮名文字が墨書された土師器坏や施釉陶器, 土馬などが出土しており,各時代を通じて他地域との文化的・経済的交流が認められる。 |