書名ふりがな
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まえだむらいせき |
書名
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前田村遺跡 |
副書名かな
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いな・やわらきゅうりょうぶいったいがたとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ6
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副書名
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伊奈・谷和原丘陵部一体型特定土地区整理事業地内埋蔵文化財調査報告書6
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巻次
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シリーズ名
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茨城県教育財団文化財調査報告第361集
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シリーズ番号
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著者名
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福井 流星 |
編集・発行機関
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財団法人茨城県教育財団 |
郵便番号
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310-0911 |
所在地
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茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
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電話番号
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029 -225-6587 |
発行年月日
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2012(平成24)年3月16日
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遺跡番号
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08235-483019
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遺跡名かな
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まえだむらいせき |
遺跡名
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前田村遺跡 |
遺跡所在地かな
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いばらき けんつくばみらいしたむらあざみなみはなわ765ばんちほか
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遺跡所在地
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茨城県つくばみらい市田村字南塙765番地ほか
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遺跡北緯度
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36 度00分16 秒
(36 度00 分05 秒) |
遺跡東経度
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140 度01 分43
秒 (140 度01 分55秒) |
遺跡標高
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16〜21 m |
調査期間
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20100701〜20110131
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調査面積
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7000 ㎡ |
調査原因
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伊奈・谷和原丘陵部一体型特定土地区整理事業に伴う事前調査
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種別
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集落跡/墓/その他 |
時代
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縄文/古墳/平安/近世/不明
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遺構と遺物
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縄文 |
竪穴住居跡5軒,土坑15基/縄文土器,土製品(土偶),石器(剥片・石皿・磨石・凹石) |
古墳 |
竪穴住居跡15軒/土師器,土製品(土玉・管状土錘),石器(磨石・砥石) |
平安 |
竪穴住居跡19軒,土坑1基/土師器,須恵器,緑釉陶器,土製品(土玉),石器(石皿・磨石・砥石・台石),金属製品(鏃・刀子),鉄関連遺物(炉壁・炉内滓・炉底塊・鉄滓) |
近世 |
墓坑1基/陶器,銭貨,人骨 |
不明 |
竪穴住居跡1軒,土坑217基,溝跡9条,ピット群2か所,不明遺構1基/縄文土器,土師器,須恵器,陶器,土製品(土玉・管状土錘),石器(鏃・磨製石斧・石皿・石錘),石製品(管玉・砥石),金属製品(煙管),鉄関連遺物(炉壁・炉内滓・炉底塊・鉄滓) |
要約
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当遺跡は旧石器時代から近世にかけての複合遺跡である。今回の調査では縄文時代,古墳時代前期,平安時代の集落跡,近世の墓坑を確認した。古墳時代前期の集落跡では,これまでの調査で出土事例が少ない古墳前期後葉の土器がまとまって出土しており,古墳時代前期の土器編年を検討する上で貴重な資料といえる。平安時代の,集落跡は9世紀後葉から10世紀にかけてのもので,10世紀以降の住居跡から炉壁などの鉄関連遺物が出土していることから,当該期には集落内で製鉄操業が行われていたと考えられる。 |