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下遠田遺跡

 
書名ふりがな
げどおだいせき
書名
下遠田遺跡
副書名かな
いっぱんけんどうともべうちはらせんどうろかいりょうじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
一般県道友部内原線道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第398集
著者名
田村雅樹
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029 -225-6587
発行年月日
2015(平成27)年3月16日
遺跡番号
08305-179
遺跡名かな
げどおだいせき
遺跡名
下遠田遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんみとしごへいちょう342-1ばんちほか
遺跡所在地
茨城県水戸市五平町342−1番地ほか
遺跡北緯度
36度35分13秒
遺跡東経度
140度34分11秒
遺跡標高
33m
調査期間
20130401〜20130531
調査面積
1,487㎡ 
調査原因
一般県道友部内原線道路改良事業に伴う事前調査
種別
集落跡/館跡/その他
時代
古墳/室町/不明
遺構と遺物
古墳  竪穴住居跡 9軒/土師器(坏・椀・壺・甕・甑・ミニチュア土器),須恵器(坏・蓋・装飾器台・広口壺・提瓶),土製品(支脚・土玉・棗玉),石製品(砥石・紡錘車・臼玉)
室町 堀跡1条/土師質土器(小皿・皿),磁器(青磁皿),陶器(鉢)
不明 土坑 40基,溝跡 1条,ピット群1か所
要約
古墳時代後期の集落跡と室町時代の館跡に伴う堀跡を確認した。6世紀中葉に廃絶された集落で,竪穴建物の付帯施設である炉から竈への移行期,堤状施設の消滅期に当たると考えられる。複数の竪穴建物跡は,覆土の堆積状況が酷似することや,二次焼成を受けた遺物が同じような状況で出土していることから,同時期に廃絶されたと考えられる。調査区域で確認できた最大の竪穴建物跡においては,貯蔵穴に須恵器の広口壺と2個体の提瓶が遺棄され,その後ミニチュア土器と玉類,坏・椀類,甕類の順で遺棄や投棄がなされている。集落の廃絶に伴う祀りと考えられる。
また堀跡からは,14世紀前葉の遺物が出土している。
 
確認できた14世紀前葉の堀跡
調査区最大の竪穴建物跡から
出土した主な土器
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