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馬立原遺跡

 
書名ふりがな
またてはらいせき またてはらにしいせき
書名
馬立原遺跡 馬立原西遺跡
副書名かな
こくどう354いわいばいぱすじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
国道354号岩井バイパス事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第402集
著者名
中泉雄太
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029 -225-6587
発行年月日
2015(平成27)年3月16日
遺跡番号
08218−224
遺跡名かな
またてはらいせき
遺跡名
馬立原遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんばんどうしおおあざまたてあざはら674-1ばんちほか
遺跡所在地
茨城県坂東市大字馬立字原674-1番地ほか
遺跡北緯度
36度03分45秒
遺跡東経度
139度53分59秒
遺跡標高
16〜18m
調査期間
20110101〜20110630 20130601〜20130731
調査面積
9,212(平成22・23年度) 5,024(平成25年度)
調査原因
国道354号岩井バイパス事業に伴う事前調査
種別
集落跡/包蔵地/ その他
時代
旧石器/縄文/奈良/平安/江戸/不明
遺構と遺物
旧石器  石器集中地点 1か所/剥片
縄文 竪穴建物跡1棟,陥し穴1基/縄文土器(深鉢)
奈良・平安  竪穴建物跡9棟,土坑1基/土師器(坏・甕),須恵器(坏・高台付坏・蓋・長頸瓶・鉢・甕・甑),土製品(土玉・支脚・紡錘車),石器(磨石・敲石・砥石・台石・紡錘車),鉄製品(手鎌・鏨)
江戸 掘立柱建物跡5棟,井戸跡5基,道路跡1条,溝跡2条,粘土貼土坑1基,土坑1基/土師質土器(小皿・焙烙),陶器(碗・皿・鉢・擂鉢・香炉),磁器(碗),石器(砥石),鉄製品(刀子),銅製品(煙管・弥勒仏立像),銭貨(寛永通寳)
不明 土坑379基,炉跡1基,溝跡30条,柱穴列5条,ピット群1か所
要約
馬立原遺跡は,旧石器時代から江戸時代にかけて断続的に土地利用された遺跡であることが判明した。特に奈良時代には本格的な集落が形成され,竪穴建物跡からは複数の産地が異なる須恵器が出土した。江戸時代には居住目的の建物や倉庫と考えられる掘立柱建物跡とともに井戸跡を確認したことから,屋敷地として利用されたと考えられる。また,調査区東部で確認した区画溝からは,土師質土器や陶磁器とともに,室町時代に製作された小銅仏(弥勒仏立像)が出土し,中世以降,当地に弥勒信仰が浸透していたことが伺える。
 
奈良時代の遺物集合
弥勒仏立像
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