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神屋遺跡

 
書名ふりがな
しみずこふんぐん かみやいせき かみやみなみいせき
書名
清水古墳群 神屋遺跡 神屋南遺跡
副書名かな
いっぱんこくどう468ごうしゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうけんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
一般国道468号首都圏中央連絡自動車道建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
 
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第405集
著者名
齋藤和浩 坂本勝彦 田中万里子 海老澤稔
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
2016(平成28)年3月18日
遺跡番号
08441-160 449-037
遺跡名かな
かみやいせき
遺跡名
神屋遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんいなしきしおおあざしみずあざかみや800ばんちほか
遺跡所在地
茨城県稲敷市大字清水字神屋800番地ほか
遺跡北緯度
36度55分54秒
遺跡東経度
140度20分36秒
遺跡標高
27〜28m
調査期間
20110401〜20110831 20120403〜20130331
調査面積
3,523㎡ 8,333㎡
調査原因
一般国道468号首都圏中央連絡自動車道建設事業に伴う事前調査
種別
集落跡/狩猟場/墓域/その他
時代
縄文/古墳/奈良/平安/鎌倉・室町/江戸/不明
遺構と遺物
縄文 竪穴建物跡2棟,陥し穴8基,土坑3基/縄文土器(深鉢)
古墳 竪穴建物跡52棟,土坑13基/土師器,須恵器,土製品(勾玉・土玉・管状土錘・支脚・紡錘車・羽口),石器(石錘カ・鏃・砥石・金床石・紡錘車),石製品(臼玉・小玉・有孔円板・剣形品),金属製品(刀子・鏃・釘・鉸具・責金具)
奈良 竪穴建物跡19棟,土坑7基/土師器,須恵器,土製品(土玉・管状土錘・紡錘車・支脚・羽口),石器(磨石・砥石),石製品(剣形品),金属製品(刀子・鎌カ・釘・耳環)
平安 竪穴建物跡56棟,掘立柱建物跡10棟,大型円形土坑4基,土坑94基/土師器,須恵器,灰釉陶器(皿・瓶・長頸瓶),緑釉陶器(椀・小瓶),土製品(土玉・管状土錘・支脚・紡錘車・羽口・円筒形土製品),石器(砥石・紡錘車),金属製品(刀子・鏃・鎌・釘・閂・引手金具・火熨斗・耳環・小鈴)
鎌倉・室町 方形竪穴遺構1基,地下式坑1基,火葬施設1基,土坑2基/土師質土器(小皿・鍋・内耳鍋),陶器(碗・端反皿・鉢・片口鉢・甕),金属製品(釘),雲母片岩,骨片
江戸 道路跡1条,土坑12基/土師質土器,瓦質土器,陶器,磁器,石器,石製品,金属製品,ガラス製品,瓦
不明 竪穴建物跡1棟,掘立柱建物跡1棟,墓坑1棟,土坑583基,溝跡14条/縄文土器,土師器,須恵器,土師質土器,陶器,磁器,土製品,石器,石製品,金属製品,銭貨,鉄滓,人骨,瓦
要約
神屋遺跡は,縄文時代から江戸時代までの複合遺跡である。集落の盛期は古墳時代後期と平安時代で,平安時代の竪穴建物跡からは灰釉陶器・緑釉陶器や,刀子・円面硯・墨書土器などが出土しており,信太郡小野郷の中心的な集落の一つであったと考えられる。紡錘車も数多く出土し,糸の生産を行っていた可能性が高い。平安時代の第4号大型円形土坑からは,県内初となる火熨斗が,ほぼ完形の状態で出土した。このほか大型円形土坑からは多量の遺物が出土しており,祭祀が行われた遺構であると考えられる。
 
平成24年度調査区全景(北方向から)
第4号大型円形土坑から出土した遺物
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