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殿畠遺跡

 
書名ふりがな
とのはたいせき
書名
殿畠遺跡
副書名かな
しゅようちほうどうたまりみとせんどうろかいりょうじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
主要地方道玉里水戸線道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
 
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第420集
著者名
近江屋成陽
編集・発行機関
公益財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
2017(平成29)年3月17日
遺跡番号
08303-179
遺跡名かな
とのはたいせき
遺跡名
殿畠遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんおみたましおおあざみやたあざごんげんだいら141ばんち6ほか
遺跡所在地
茨城県小美玉市大字宮田字権現平141番地6ほか
遺跡北緯度
36度19分30秒
遺跡東経度
140度34分32秒
遺跡標高
20~23m
調査期間
20091001~20091231
調査面積
7,625㎡
調査原因
主要地方道玉里水戸線道路改良事業に伴う事前調査
種別
集落跡/墓域/その他
時代
縄文/古墳/平安/不明
遺構と遺物
縄文 竪穴建物跡14棟,陥し穴4基,炉穴1基,土坑19基/縄文土器(深鉢),石器(掻器・鏃・石匙・打製石斧・磨石・敲石)
古墳 竪穴建物跡2棟,方形周溝墓1基,溝2条/土師器(坏・高坏・坩・壺・甕・提瓶(須恵器模倣)・手捏土器),土製品(土玉・円筒埴輪),石器,石製品(砥石・紡錘車)
平安 竪穴建物跡2棟/土師器(坏・甕),須恵器(坏・蓋・皿・甕)
不明 溝跡5条/縄文土器(深鉢),弥生土器(壺),陶器(皿・擂鉢),磁器(染付碗),金属製品(銭貨・鉄砲玉)
要約
縄文時代前期前半から中期初頭,古墳時代後期,平安時代の集落跡,古墳時代前期の墓域が確認でき,断続的に土地利用されていることが判明した。特に当地域において検出例の少ない縄文時代前期前半(関山式期)の竪穴建物跡がまとまって確認できた。また,古墳時代前期の方形周溝墓から出土している土師器(壺)の器形は,北陸地方の影響を受けており,遠隔地との交流があったことがうかがわれる。
 
遺跡遠景(南から)
古墳時代の竪穴建物跡から出土した土師器
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