●柏峯B遺跡 (かしわみねびーいせき) /阿見吉原事務所
柏峯B遺跡は,小さな谷津田を見下ろす標高約25mほどの台地に立地する遺跡です。見つかった縄文土器のほとんどは,縄文時代後期(およそ3000年ほど前)の遺物で堀之内式土器と加曾利B式土器と呼ばれるものです。また,石鏃や敲石,磨石などもこれらの土器と同じ層から見つかりました。住居跡等が見つからず遺物包含層として調査を終了しましたが,これらの遺物から周辺に集落が存在する可能性も考えられます。