www.ibaraki-maibun.org 発掘情報いばらき
発掘遺跡・整理遺跡
情報最前線
概要
発掘遺跡・整理遺跡
これまでの発掘・整理遺跡
小中学生のためのやさしい考古学講座
報告書のご案内
リンク集
HOME
E-mail

下妻事務所

〒304-0044  下妻市柳原字小淵801-1ほか

TEL.FAX 0296-44-3536

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
大堀東遺跡 平成24年12月〜
平成25年3月
平安時代,室町 竪穴住居跡,溝跡,火葬施設,土坑

土師器,須恵器,陶磁器,土製品,鉄製品

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

大堀東遺跡(おおぼりひがしいせき)[ご案内マップ]


平成25年2月の調査状況

これまでの調査で,竪穴住居跡30軒,火葬施設2基,溝跡5条,土坑15基等を確認し,調査を進めてきました。竪穴住居跡は出土土器から9世紀後半から10世紀前半にかけてのもので,それぞれ5軒ほどの小集団を形成していたことがわかりました。  

調査区の東側を流れる小貝川は,周辺に旧河道が何か所も残されており,古来幾度となく氾濫を繰り返していたことが分かります。当遺跡の竪穴住居跡は,氾濫によって堆積した層の中に構築されていました。当時の人々も水害には相当悩まされたのではないでしょうか。

 
袖部に土器の補強材を使用していた竈 
天井部や煙道部が残っていた竈
 

平成24年12月の調査状況

12月から大堀東遺跡の調査を開始しました。当遺跡は小貝川右岸の標高約19mの河川敷に立地しており,今回は,平成16・17年度に調査した部分の南・東側隣接地です。現在は,表土除去の最中で,これまでに平安時代の竪穴住居跡6軒のほか,溝跡3条,土坑50基などを確認しました。これらの遺構は,度重なる小貝川の氾濫によって堆積した砂質粘土層の中に構築されていました。これからの調査で,小貝川の恩恵を受けつつも,氾濫と苦闘していた様子を明らかにしていきたいと思います。

 
遺構確認作業の様子
平安時代の住居跡を掘り込んでいる様子
 

 
 
もどる
上へ
©2002 Ibaraki education foundation. All rights reserved.