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取手東事務所

〒302-0021  取手市寺田5207番地

TEL・FAX 0297-74-6333

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
取手宿跡 平成24年4月〜6月 江戸時代・明治時代 礎石建物跡,溝跡,土坑,整地層 陶器,磁器,瓦,金属製品,銭貨
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

取手宿跡(とりでしゅくあと)[ご案内マップ]


平成24年6月の調査状況

4月から開始した取手宿跡の調査は,6月をもって終了しました。宿場跡の調査は全国的にみても少なく,貴重な調査例となりました。

今回の調査で,宿場町の一部と考えられる江戸時代後期から明治時代初頭にかけての建物の跡5棟を確認することができました。また,調査区には宿場町を襲った火災により焼け出た廃材(柱・屋根材・瓦など)や,破損した日用雑器(食事などの際に使う茶碗や皿など)を捨てた穴もあり,当時の人々の苦労や悲しみが偲ばれました。

今回の調査で出土した遺物の多くは日用雑器でしたが,ほかに銅製や陶磁器製の仏具も出土しています。調査区に隣接する寺院(取影山念仏院)との関連性が想定され,人々の信仰の一旦を垣間見る事ができました。

今回の調査で得られた遺構のデータや遺物は,次年度以降に整理センターで報告書にまとめられます。どうかご期待下さい。

 
建物の基礎が規則正しく並んでいます。
土の色に,江戸時代の磁器の色が
まぶしく映えます。
   
出土した磁器です。
出土した陶器です。
 

平成24年4月の調査状況

4月から,取手宿跡の発掘調査が始まりました。

江戸時代の茨城県内には,水戸と江戸を繋ぐ"水戸街道"と呼ばれる道路が通っていました。"取手宿"は,その道路に沿ってつくられた宿場町で,水戸街道最初の宿場街である千住宿から数えて5番目の宿場町にあたります。調査区のすぐ南側を東西に走る道路は,当時の水戸街道と重なっていることが資料から分かっており,今回の調査によって,宿場町を構成していた建物の跡や,当時の人々の生活の痕跡が見えてきました。今後の調査にご期待下さい。

 
重機によって,少しずつ表土を取り去ります。
白いロープで囲んだ部分が遺構です。
 
 
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