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常陸太田事務所

 

瑞龍遺跡(ずいりゅういせき 212-022) [ご案内マップ]

所在地 茨城県常陸太田市瑞龍町629番地ほか
立地 常陸太田市の東部,里川右岸の標高41〜43mの台地縁辺から中央部
調査原因 一般国道293号常陸太田東バイパス整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査(瑞龍遺跡)
委託者 常陸太田工事事務所
調査期間 2013年9月1日〜2014年3月31日
調査面積 6,178㎡の内,2,080を調査
種類 集落跡
主な時代 縄文時代,弥生時代,古墳時代,奈良時代,平安時代,室町時代
主な遺構 竪穴建物跡56棟,掘立柱建物跡2棟,方形竪穴遺構5基,溝跡2条,土坑71基,ピット群4か所
主な遺物 縄文土器(深鉢)弥生土器(広口壺),土師器(坏・高台付坏・椀・蓋・皿・盤・坩・器台・高坏・壺・甕・ミニチュア出土),須恵器(坏・高台付坏・短頸壺,円面硯),灰釉陶器(長頸瓶),陶器(大甕),土製品(手捏土器・紡錘車),石器(鏃・紡錘車),石製品(勾玉・有孔円板・険形品・支脚),鉄製品(刀子・鏃・鎌・鋤先・紡錘車・釘・槍鉋・火打石)など
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果

縄文時代から江戸時代までの遺構を確認し,そのうち主体となるのは奈良・平安時代です。壁柱穴をもつ竪穴建物跡群は,当遺跡の中でも大型で,集落の中心的人物に関係するものと考えられます。また,威信財と考えらる長頸瓶や墨書土器,文字を書く用具である円面硯や刀子などの出土は,当遺跡を理解する上で重要な遺物です。当時,文字を知る者は,僧侶や官人などに特定されることからも,久慈郡太田郷の中心的集落の一つであったと考えられます。
 
調査区(1区)遠景

建物跡から遺物が出土した様子

完掘した壁柱穴をもつ建物跡 2本の支脚が出土した竈跡
 

 
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