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那珂事務所

 

下大賀遺跡(しもおおがいせき 08343-007) [ご案内マップ]

所在地 茨城県那珂市瓜連1433−6番地ほか
茨城県那珂市瓜連1430番地ほか
立地 那珂市の北西部,久慈川右岸の標高44mの台地上
調査原因 一般国道118号静跨線橋災害復旧事業
一般国道118号道路改築事業
委託者 茨城県常陸大宮土木事務所
調査期間 2013年4月1日〜8月31日
調査面積 3,992㎡
種類 集落跡
主な時代 古墳時代,奈良時代,平安時代
主な遺構 竪穴建物跡29棟,土坑140基,溝跡14条,ピット群3か所
主な遺物 土師器,須恵器,灰釉陶器,土製品(紡錘車・支脚),石器・石製品(紡錘車・有孔円盤・砥石・支脚),鉄製品(権・錠前・刀子・鎌・鏃・釘)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果

今年度の調査で,古墳時代から平安時代までの集落跡を確認しました。古墳時代の建物跡からは鍛冶場で使用される羽口が出土し,集落内で小鍛治が行われていたことがわかりました。平安時代の建物跡からは,県内初めての出土となる鉄製の錘(権)や錠前が出土しました。何らかの物資の管理に係わっていた人々の存在が想定でき,当集落が重要な役割を担っていたことがうかがえます。
 
調査区遠景(西方向から) 調査区全景
   
羽口が出土した古墳時代の建物跡 壁に柱穴をもつ平安時代の建物跡
   
「大足家」「神前」「徳」の墨書土器 県内初の出土となる鉄製の錘「権」

 
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