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筑西明野事務所

 

宮後東原遺跡(みやごひがしはらいせき 08502-041) [ご案内マップ]

所在地 茨城県筑西市宮後字大前586−4番地ほか
立地 筑西市の南東部,観音川左岸の標高39mの台地縁辺部
調査原因 一般県道東山田岩瀬線道路整備事業
委託者 茨城県筑西土木事務所
調査期間 2014年2月1日〜3月31日
調査面積 2,008㎡
種類 集落跡
主な時代 平安時代,室町時代
主な遺構 竪穴建物跡7棟,掘立柱建物跡4棟,地下式坑2基,井戸跡1基,溝跡2条,墓坑13基,土坑51基
主な遺物 土師器,須恵器,土師質土器,土製品,金属製品
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の状況
当遺跡は,奈良時代になって,新たに営まれた集落跡で,奈良時代から江戸時代までの複合遺跡です。今回の調査区は,平安時代の集落の北限にあたり,竪穴建物跡からは,これまでの調査と同様に精緻な作りの土師器が出土しています。地下式坑は室町時代の遺構で,長軸4.3m,短軸3.8m,深さ1.2mと規模が大きく,内耳鍋や小皿が出土しています。また,如意輪観音や五輪塔が一括して安置されていた箇所からは,江戸時代以降の墓坑11基が確認できました。
 
調査区全景(俯瞰撮影) 竪穴建物跡(平安時代)の掘り込みの様子
 

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