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●坂東菅谷事務所 |
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●大日後遺跡(だいにちうしろいせき 08544-058) [ご案内マップ]
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所在地 |
茨城県坂東市菅谷字大日後12−2ほか |
立地 |
坂東市の北西部,江川右岸の標高17mの台地縁辺部 |
調査原因 |
一般国道468号(首都圏中央連絡自動車道)建設事業 |
委託者 |
国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所 |
調査期間 |
2013年8月1日〜9月30日 |
調査面積 |
3,476㎡ |
種類 |
包蔵地 |
主な時代 |
縄文時代 |
主な遺構 |
土坑33基,溝跡2条,炉跡4基,遺物包含層3か所 |
主な遺物 |
縄文土器,土師器,陶器,磁器,石器(鏃),剥片 |
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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台地縁辺部から低地部にかけての緩やかな斜面部から,縄文時代早期後葉(条痕文系土器群)の遺物包含層を3か所確認し,台地部からは縄文時代と考えられる炉跡4基を確認しました。その他,確認した溝跡や土坑は出土遺物がないため,詳細な時期や性格は不明ですが,縄文時代早期を中心に狩場やキャンプ地などとして,小規模な土地利用がなされていたことが分かりました。 |
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台地縁辺部に広がる遺跡 |
まとまって出土した縄文土器片 |
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●井草本田遺跡群(いぐさほんでんいせきぐん 08546-044) [ご案内マップ] |
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所在地 |
茨城県猿島郡境町山崎字香取後2235ほか |
立地 |
境町の東部,鵠川右岸の標高17mの台地上 |
調査原因 |
一般国道468号(首都圏中央連絡自動車道)建設事業 |
委託者 |
国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所 |
調査期間 |
2013年8月1日〜9月30日 |
調査面積 |
2,064㎡ |
種類 |
包蔵地 |
主な時代 |
江戸時代 |
主な遺構 |
土坑17基,溝跡6条,柵列跡2列 |
主な遺物 |
縄文土器,陶器,磁器,土師質土器,土製品(泥面子),鉄製品(釘),銭貨(寛永通宝) |
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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確認した遺構の主な時期は江戸時代です。溝跡は東西方向にのびるものが1条,その他は南北方向にのびています。その断面形などから耕作や地境の区画の可能性があります。土坑の多くは時期不明ですが,隣り合って位置する2基の土坑からは,寛永通宝6枚や骨粉などが出土しており,江戸時代の墓と考えられます。当遺跡は,江戸時代以降,耕作地や部分的に墓域として土地利用がなされていたことが分かりました。 |
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●新溜上遺跡(しんためうえいせき 08218-229) [ご案内マップ] |
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所在地 |
茨城県坂東市冨田字新溜上408-2ほか |
立地 |
坂東市の中央部,江川左岸の標高16mの台地縁辺部 |
調査原因 |
一般国道468号(首都圏中央連絡自動車道)建設事業 |
委託者 |
国土交通省関東地方整備局北首都国道事務所 |
調査期間 |
2013年10月1日〜12月31日(予定) |
調査面積 |
7,660㎡ |
種類 |
集落跡 |
主な時代 |
縄文時代,古墳時 |
主な遺構 |
竪穴建物跡6棟,炉跡6基,土坑76基,溝跡7条 |
主な遺物 |
縄文土器,土師器,土製品(土玉・支脚),石器(ナイフ形石器・鏃・石皿・敲石),剥片 |
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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台地の緩やかな斜面部から,縄文時代後期前葉(堀之内式土器)の土坑21基,炉跡6基,平坦部から古墳時代前期の竪穴建物跡5棟,時期不明の竪穴建物跡1棟と溝跡7条,土坑36基を確認しました。当遺跡は,縄文時代後期を中心に狩場やキャンプ地などの小規模な土地利用がなされ,古墳時代前期になって集落が営まれたことが判明しました。その集落はさらに調査区南側に広がっていることが予想できます。竪穴建物跡から出土した遺物は土師器の壺・甕・甑・高坏・小型壺などで,当該期の生活の様子を垣間見ることができます。 |
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