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●常陸太田北事務所 |
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●瑞龍古墳群(ずいりゅうこふんぐん 08212-070)
[ご案内マップ]
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所在地 |
茨城県常陸太田市瑞龍町1,032番1 |
立地 |
常陸太田市の南部,里川右岸の標高45mの台地縁辺部 |
調査原因 |
県立県北地区特別支援学校(仮称)施設整備事業 |
委託者 |
茨城県教育庁財務課 |
調査期間 |
2014年6月1日〜8月31日 |
調査面積 |
3,000㎡ |
種類 |
古墳,集落跡 |
主な時代 |
縄文時代,弥生時代,古墳時代,室町時代 |
主な遺構 |
竪穴建物跡3,古墳1(円墳),箱式石棺1,方形周溝墓13,周溝状遺構2,土坑20,井戸跡2 |
主な遺物 |
縄文土器,弥生土器,土師器,土師質土器,陶器,磁器,土製品(円筒埴輪・形象埴輪),石器(鏃),銭貨 |
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*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
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瑞龍古墳群の調査を6月からおこなっています。これまでの調査で古墳(円墳)や方形周溝墓が10基以上群集した状態で確認しました。方形周溝墓の周溝の下層からは,底部に穴を空けた壺などが出土しており,周溝墓に供えられていた土器と思われます。また,第4号墳の箱式石棺からは,人骨が出土しました。調査区域全体に方形周溝墓及び古墳が広がっている様子が見られ,常陸太田市の歴史を知る上で好資料になると思います。 |
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遺構確認状況です。たくさんの方形周溝墓が隣接して確認できました。 |
第8号墳(方形周溝墓)から,周溝の中に転げ落ちたような状態で壺が出土しました。 |
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第4号墳(円墳)の箱式石棺です。埋葬されていた人骨が確認できました。 |
第17号墳(方形周溝墓)を完掘した状況です。 |
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瑞龍古墳群の調査が8月で終了しました。古墳時代前期(4世紀)の方形周溝墓13基が調査区域全体に確認でき,それらは台地の縁辺部に重ならないように作られていたことがわかりました。第10号墳(方形周溝墓)の南側の周溝から大きな壺が出土しました。壺の底部には穴が空けられていました。方台部(溝の内側)に手向けられていた土器と考えられます。 |
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第10号墳の周溝から出土した土師器の壺です。 |
調査終了の状況です。方形周溝墓が整然と配列されていた様子がわかります。 |
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