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並松遺跡(なみまついせき 08306-058) [ご案内マップ]

所在地 茨城県東茨城郡城里町石塚1623-2番地他
立地 城里町の東部,那珂川右岸の標高45mの台地上
調査原因 一般国道123号桂常北バイパス整備事業
委託者 茨城県水戸土木事務所
調査期間 2014年8月1日〜8月31日
調査面積 930㎡
種類 城館跡
主な時代 室町時代
主な遺構 堀跡1,土坑5,溝跡1,ピット群1
主な遺物 土師器,須恵器,土師質土器,陶器,磁器
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果

8月の1か月で行った並松遺跡の調査が終了しました。当遺跡は平成21年度に続き,今回が2度目の調査です。今回の調査では,室町時代の堀跡1条などを確認しました。第1号堀跡は上幅約3.4m,深さ約1.8mの箱薬研堀の形状です。今回確認した長さは12mですが,前回の調査と合わせた長さは36mを超えます。近接する石塚城の外堀にあたるものと考えられます。1か月間の調査ではありますが,城里町石塚地域における,室町時代の土地利用の様子がより明らかになりました。
 
堀跡を調査するスタッフ(左上の森が石塚城跡) 堀跡から出土した土師質土器(小皿)
 

 
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