|
●牛久事務所 |
|
|
|
●田宮平遺跡(たくうだいらいせき 08219-110)
[ご案内マップ]
|
|
所在地 |
茨城県牛久市田宮町字平1030番ほか |
立地 |
牛久市の西部,稲荷川左岸の標高約24mの台地上 |
調査原因 |
都市計画道路田宮中柏田線整備事業 |
委託者 |
茨城県竜ケ崎工事事務所 |
調査期間 |
2014年10月1日〜11月30日 |
調査面積 |
1,362㎡ |
種類 |
石器集中地点・集落跡・狩猟場 |
主な時代 |
旧石器時代・縄文時代・平安時代 |
主な遺構 |
竪穴建物跡4棟,掘立柱建物跡4棟,溝跡2条,道路跡4条,陥し穴4基,土坑61基,石器集中地点1か所 |
主な遺物 |
縄文土器,土師器,須恵器,石器,鉄製品 |
|
*主な時代をクリックすると年表が出ます。 |
|
|
|
田宮平遺跡の調査が終了しました。縄文時代の陥し穴が確認できた調査区東側は谷頭に当たります。このことから,当時は谷や尾根を登ってくる獲物を狙った狩猟場であったことが分かりました。その後,平安時代の集落が営まれます。第3号竪穴建物跡では,中央付近にある4本の支柱が拡張に伴い,北壁や南壁付近に移設されたことが分かりました。今回の調査は,当遺跡の南縁部であり,集落はさらに北側へ広がっていると想定されます。 |
|
|
|
縄文時代の陥し穴 |
第3号竪穴建物跡完掘状況(平安時代) |
|
|
|
|
南からみた田宮平遺跡 |
真上から見た田宮平遺跡 |
|
|
|
|
田宮平遺跡の調査が始まり1ヶ月が終了しました。現在までに確認した遺構は,竪穴建物跡4棟,掘立柱建物跡4棟,溝跡2条,道路跡2条,土坑30基などです。第1・第4号竪穴建物跡は,出土した須恵器の甕・蓋などから,平安時代の竪穴建物跡と考えられます。また,調査区の東側からは縄文時代の陥し穴も確認し,この台地上に縄文時代から人々が,断続的に生活していた痕跡を見ることができました。残り1ヶ月の調査で,田宮平遺跡の更なる歴史を解明していければと思います。 |
|
|
|
遺構を確認した様子 |
第4号竪穴建物跡から遺物が出土している様子 |
|
|
|
|
|