発掘情報いばらき

●土浦事務所

●五蔵遺跡（ごぞういせき　08443-113） [ご案内マップ]

所在地	茨城県土浦市大岩田1599番
立地	土浦市の南部，霞ヶ浦南岸の標高約22ｍの台地縁辺部
調査原因	県立土浦第三高等学校老朽校舎改築事業
委託者	茨城県教育庁財務課
調査期間	2015年１月１日～１月31日
調査面積	330㎡
種類	狩猟場，その他
主な時代	縄文時代，古墳時代
主な遺構	陥し穴３基，土坑３基，溝跡１条
主な遺物	縄文土器，土師器，須恵器，土製品

*主な時代をクリックすると年表が出ます。

●調査の成果

１月から始めた調査が終了しました。平成23年度に続き２回目の調査となる今回の調査区域は，前回の調査区域の北側にあたります。確認した縄文時代の陥し穴３基は，ほぼ等間隔に並んで配置されており，当時の人々の生活の知恵を垣間見ることができます。
古墳時代の溝跡は幅が４ｍ以上もあり，同時代の溝跡としては比較的大規模なもので，高坏や甕の破片が数多く出土しました。溝跡の性格は不明ですが，周囲で円墳が複数確認されていることから，古墳の周溝の可能性があります。


縄文時代の陥し穴	溝跡から出土した遺物

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