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行方事務所 [ご案内マップ]

〒311-1525 行方市両宿697-1番地
162 644 583*56
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
 

熊ノ平古墳群(くまのだいらこふんぐん 08-424-079) [ご案内マップ]
162 644 103*20

所在地 茨城県行方市両宿中峰地先ほか(両宿字猫平517番地ほか)
立地 行方市の北部,武田川右岸の台地上
調査原因 東関東自動車道水戸線(潮来〜鉾田)建設事業
委託者 国土交通省関東地方整備局常総国道事務所
調査期間 2019年6月1日〜7月31日
調査面積 960㎡
種類 集落跡
主な時代 縄文時代,古墳時代,奈良時代,平安時代
主な遺構 竪穴建物跡(6棟),掘立柱建物跡(2棟),炉跡(2基),土坑(20基),溝跡(2条),石器集中地点(1か所),ピット群(1か所)
主な遺物 縄文土器(深鉢),土師器(坏・高坏・甕・甑),須恵器(坏・蓋・甕),土製品(土玉・管状土錘),石器・石製品(石鏃・石匙・スクレイパー・剥片)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。


調査の結果

調査が終了しました。竪穴建物跡のほか,新たに掘立柱建物跡2棟や石器集中地点などを確認しました。掘立柱建物跡はいずれも奈良時代のもので,近くの竪穴建物跡と同時期に機能していたものと考えられます。旧石器時代の石器集中地点からは,黒曜石や頁岩のスクレイパーや剥片が出土しました。市道部分の細く長い調査区ではありましたが,貴重な遺構・遺物を発見することができました。
 
遺跡の遠景(南東から) 真上からみた掘立柱建物跡
   
旧石器時代の石器集中地点 黒曜石のスクレイパー
 
 

調査の状況

6月から調査を開始しました。今年度は,昨年度の調査で道路の部分を調査します。遺構確認作業の結果,昨年度調査した竪穴建物跡の未調査部のほか,掘立柱建物跡や炉跡などを確認しました。調査区南側では,古墳時代後期の竪穴建物跡2棟を調査しました。第12号竪穴建物跡の床面から,完形の甑(こしき)が逆さまの状態で出土しました。
 
第12号竪穴建物跡の完掘状況 第12号竪穴建物跡から出土した甑
 
 

 
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